
薬局長
大山義明

薬局長
古池康子
薬局長としての業務内容とそれに対する難しさを教えてください

日常業務は、外来対応が中心なので調剤業務がメインとなります。その他に近隣医療機関の医師やスタッフ、ケアマネさんなどの医療従事者との医療連携の中でコミュニケーションをとる機会も多いです。

私も調剤がメインですが、お店全体のことを考える立場なので、シフト管理や業務の効率化などマネジメント全般に関わる業務もしています。

シフト管理では残業をしなくても済むように人員配置や業務配分を考える必要があるので、そこに頭を使います。基本的に混む曜日や時間帯を考えて人を配置しますが、その中だけで綺麗に組むというのが難しいですね。季節変動や予想外の出来事もありますし、ジグソーパズルを組むみたいに頭を使いながらピースをあてはめてやっています。効率よく、負担少なくと。

そうね。状況によって仕事量が違うので、特定の人だけに負担がかからないようにとか、今日はこれはちょっと無理だから明日に回すとか、時間の管理や優先順位も考えながらやっています。季節、曜日、日々の一日の中でも変わりますが、患者さんに迷惑をかけないよう、上手く業務を回すことを常に意識しています。
やりがいや嬉しさを感じる時はどのような時ですか?

一緒に働いているスタッフとしっかり意思疎通が取れた時や、医師と気軽に会話ができる関係を築けた時にやりがいを感じます。また、患者さんから名前で指名されると嬉しいですし、そのような患者さんを一人でも増やすよう努力しています。

患者さんに生活上の注意点や薬を使用する際のちょっとしたコツをお伝えして、次に来た時にお陰で楽になったとか言われると凄く嬉しいですね。
また、医師に資料を用いて薬学的な説明をして、処方提案を受け入れていただいた時もやりがいを感じます。今の店舗は勤務して五年目になるので、私のことを覚えてくれている患者さんも多く、アイコンタクトのような親密感というか距離が縮まっている感じもとても嬉しいです。

その感覚わかる!自分もたまたま休みで会わなかった患者さんに、異動したのかと思っちゃったとか、今日はいたんだとか、笑顔で言ってもらえたりするのもちょっとした楽しみのひとつです。アイコンタクトやコミュニケーションはとても重要なので、調剤室の中から声は出さなくても、目があったら笑顔でお辞儀をすることも意識しています。

どうしても忙しくてその方の投薬に行けなくても、帰られる時は必ず目をあわせて挨拶するのも大切ですよね。

そうそう。これまでで一番嬉しかったのが、店舗異動した時に以前の店舗で親しくなった患者さんが、訪ねてきてくれたことです。めったに経験できる事ではないですし、凄く嬉しかったです。立場上、気難しい患者さんの対応をすることも多いけど、その患者さんが心を開いてくれた時はとてもうれしいですね。

気難しい患者さんに対しても笑顔での応対を心掛けると、心を開いてくれる時がありますよね。薬局長だとそういったケースも増えますしね。
また、薬の用量や処方内容に対する疑義照会が多いと、結果的に患者さんの待ち時間が長くなり患者さんの不満につながることも少なくありません。そんな時は、データに基づいた資料を医師に提供し、同じ問い合わせをしないで済む仕組みを作ることで解決しています。患者さん情報を医師と共有することで、疑義照会の頻度が減ることも多いので、医師とのコミュニケーションを充実させることも薬局長としての醍醐味かなと。
仕事をするうえで何か大切にしていること、自分の中での決まりごとはありますか?

誰のために仕事をしているのかを常に考えています。先程の疑義照会もそうですし、全ては患者さんの為にすることだと。そう考えると、覚悟もできますしね。

そう。第一に患者さんを「思う」ことですね。

インシデントの防止はもちろん、5S活動も患者さんに気分よくすごして貰うことにつながるし、全ては患者さんのためにですよね。

薬を渡したり、薬の情報を提供するだけでなく、ご家族のこと、悩み事、不安なことなどをお聞きするだけでも体調が良くなったり、薬の効果が上がったりしますし。患者さんが笑顔で薬局を後にする姿を見たいですから、しっかりと話を聴くことを心掛けています。そして、もちろんスタッフとのコミュニケーションも大切にしています。お互いの思いがしっかり伝わらないと、薬局というチームは機能しませんから。

そうですよね。スタッフ同士や薬局のコミュニケーションが上手くいくと、お店の雰囲気もすごく良くなるし、それが患者さんにも伝わるから。雰囲気づくりって大切ですね。私はスタッフには随分と助けられていますので、感謝しています。


仕事以外のプライベートのすごしかた、オフの過ごし方を教えてください

身体を動かすのが好きで、マラソンをしています。身体を動かすと、疲れとかストレスから解放されるというか、気分転換にもなるので。フルマラソンに去年から挑戦していて今年は二回目です。なので、いまは次のマラソン大会に向けて暇さえあれば走っています。普通の時でも休みの日は、確実に走っています。
走ることで心身ともに健康になっているなって感じます。悩みが軽減したり、解決策が浮かんだりすることもありますし、最高の気分転換になっていますね。

休日は、自宅の近くに海が見える公園があるんですけど、ハンモックを持って行って散歩したりしています。あとは旅行が好きなので、年に一度の夏休み旅行を楽しみにしています。今年は与論島に行きましたが、南の島やリゾートに行くのが好きです。行けない時は旅の本を見て空想です。今はドバイ旅行しています(笑)

外に行くって良いよね。私は走らない時は、庭いじりとかしています。ちょっとしたスペースがあるので夏は野菜を育てています。それをつまみにして晩酌するとか。いいですよ。

渋い!
ご自身の今後の目標、抱負等をお願いします

薬剤師はやりがいのある仕事なので、ライフスタイルが変わったとしても、柔軟に対応しながら続けていこうと考えています。仕事を続けていけば、これからニーズが高まる在宅業務を通じて、地域の人々に貢献できたりしますしね。
また、お店に外国の方もたまに来るので、少しでも英語が喋れるようになりたいという目標もあります。

私も、これから在宅業務に携わるためにもっと幅広い知識を習得したいです。そして、コミュニケーション能力の向上が永遠の目標です。患者さんや店舗スタッフ、病院関係者、ケアマネさん、介護スタッフなどの医療従事者のあらゆる方と仕事をする上で、良好なコミュニケーションが基盤になることは間違いないですから。

患者さんからあの人がいるからこの薬局に来たとか、学生があの人がいる雄飛堂に入社したいとか、皆が憧れるような、そんな魅力ある薬剤師になれたらいいですね。

あと、新しいことにチャレンジするのが好きなので、今の業務以外のことにも挑戦したいです。例えば経営、教育、マネジメントとか。機会があればぜひチャレンジしたいと思っています。雄飛堂にはそういうチャンスがあると思ってますし。
雄飛堂への入社を考えている方へメッセージをお願いします

いろいろな新しい事にチャレンジする、チャレンジできる会社ですので、新しい経験をしたい方はぜひ一緒にチャレンジしましょう。

雄飛堂はチャレンジを奨励する会社ですし、困ったことがあっても先輩たちが必ず支えてくれます。社員はみんな真面目ですが、すごくあたたかい。所属店舗を問わず、エリアマネジャーや薬局長には相談しやすいと思いますし、その環境が整っているので、安心してドンと来い!って感じです。お待ちしております!
