18歳は大人かもしれませんが・・・
先日、選挙権年齢が20歳から18歳に引き下げられる改正公職選挙法が、参院本会議で全会一致で可決、成立しましたね。
その後、民法改正で18歳が大人になった場合、「飲酒・喫煙を制限されることは社会的に保護が必要だと示しているともいえ、適当ではない」とし、飲酒・喫煙年齢を引き下げることを「妥当」としていましたが、結局、飲酒や喫煙を18歳から認めることを検討していた自民党「成年年齢に関する特命委員会」(委員長=今津寛衆院議員)は10日、解禁を容認する当初案を撤回し、両論併記にとどめる提言案をまとめました。
喫煙に関しては、厚生労働省で若年者の喫煙について、ガンや虚血性疾患のリスクについて危険性を示唆しておいて、「オイオイ!」という感じですよね。
(参考)http://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/qa/detail5.html

飲酒についても、時々若年者の飲酒による事件や事故の話題が取り上げられますよね。(若年者に限らないかもしれませんが・・・)
このような中で様々な意見があったようで、結果的には飲酒や喫煙についての年齢引き下げは、一端棚上げになったみたいです。

ちなみに、競馬や競艇などの公営ギャンブルについても、18歳からできることを「妥当」としていたみたいですが、これも撤回されたようです。(K)
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嚥下障害の改善に新しい情報です!
食べ物を飲み込む力が低下した障害を「嚥下障害」と言いますが、その治療の1つとして、喉の神経を微弱な電気で刺激して治療する世界初の機器が新しく開発されたそうです。
通常であれば、食物が喉に達すると喉の神経から脳へ「食物が来たぞ!」という情報が伝わり、脳が命令を出して食物を食道、胃へと送ります。ところが嚥下に障害があると、食物が誤って空気が通る「気管」に入ってしまい、肺炎(誤嚥性肺炎)の危険が高まるとされています。
開発された機器は、食事の際、首にパッドを付けて微弱な電気を流し、喉の神経活動を活発にすることで、この嚥下の機能を改善させるそうです。
嚥下障害は食べる楽しみを奪ってしまい、死因の3位である肺炎を引き起こしてしまう事がありますが、根本的な治療法が無い状況でした。この機器は、早ければ9月下旬に発売されるようです。期待したいですね。(K)
(参考)http://www.kobe-np.co.jp/news/iryou/201509/0008355265.shtml

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運動中の脇腹痛の原因は?
世界陸上も盛り上がっていますが、そろそろ暑さのピークも過ぎ、私達もジョギングなどの良い季節になってきますね。
ところで、突然ですが運動中の腹痛の原因ってご存知ですか?
すべての原因というわけではありませんが、代表的な考え方を少し紹介します。
どうやら痛みの場所でその原因が違うようです。
【右脇腹痛】
この原因は、横隔膜が痙攣している為と考えられています。
右腹部には、重い臓器の一つである肝臓があります。運動で大きな臓器である肝臓が揺れると、そのすぐ上に位置する横隔膜も連動して引っ張られてしまい、右側の横隔膜が痙攣して痛みが生じると考えられています。
【左脇腹痛】
この原因は、脾臓が収縮する時の痛みと考えられています。
脾臓は、血液を一時的に貯めておくスポンジのような臓器で、運動したりすると筋肉に酸素を送り込む為に血流量が増え、通常では足り無くなった血流量を補う為に、貯めてある血液を全身に送り込みます。その時に膵臓が収縮する為に痛みが出ると考えられています。
食べて直ぐに運動すると、筋肉ばかりでなく、消化の為に胃腸に血流を多く送り込む必要があるので、膵臓が頑張り過ぎてしまうんですね。
また、大腸のカーブ部分でもあるので、ガスや便が溜まりやすい事も原因になります。
原因が分かると予防も出来ますよね。
・準備運動をしっかり行い、横隔膜が痙攣しないように運動に慣らしていく。
・運動の前に食べ過ぎると、肝臓ばかりでなく、胃の重さで横隔膜に負担がかかってしまう事があります。
・食直後の運動は、膵臓に負担がかかり過ぎてしまうので避けるようにしましょう。
これらの予防法は、子供の頃から言われていましたけど、こうやって考えた事はあまり無いですよね(^^)

(k)
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夏休み
8月も終盤に入りましたが、皆さん夏休みはどのように過ごされましたか?
私は、夏休みに南三陸に行き、今更ですが東日本大震災の「震災を風化させないための語り部バス」という企画に参加してきました。
福島県には、震災後に店舗を出店していることもあり、時々訪問している中で被災された方のお話なども伺う機会がありましたが、恥ずかしながら宮城県に伺うのは初めてでした。
これだけ情報が発達している現代ですが、やはり、現地でなければ分からないことが沢山あり、とても考えさせられる経験をさせていただきました。
写真は、宿泊したホテルの正面からみた志津川湾です。
今では、様々な海産物が以前と同じように養殖出来るくらいまでになっているようですが、こんなに穏やかに見える海が、当日は写真の左手前隅にある森のような島まで引き波があったそうです。

まだ行かれたことがない方も多いと思います。是非一度は訪問してみて下さい。(K)

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みんなで熱中症を防ぎましょう!
先日、出勤したところ、仕事場の近くで酔っ払っていると思われる高齢の男性が横になっていました。
単に酔っ払いが寝ているだけなら放っておいても良いのですが、朝と言ってもこの暑さ・・・うちの職員が介抱し始めると周りの方々がお水を持ってきたり、うちわで仰いだりと言う状況になりました。
頻脈がみられ、あまり良い状態では無いと判断し警察へ届けると同時に救急車を手配したところ、そのまま搬送されました。
その日の内にこんなカードを頂きました(^^)

フェイスブックページ「教えて!薬剤師さん」(https://www.facebook.com/yakkyoku)でも投稿しましたが、ご自分の周りでも異常を感じたら助け合いましょう!(K)
平均寿命世界一!
女性の平均寿命が過去最高記録を更新し86.83歳となり、3年連続で世界一になったと言う事がわかりました。
7月30日、2014年の日本人の平均寿命が発表され、女性86.83歳、男性80.50歳で、いずれも過去最高を更新したことが、厚生労働省が公表した簡易生命表で分かりました。
なんと女性は、3年連続で長寿世界一となるそうで、男性も前年の4位から3位に上がったようです。
3年連続はスゴイですよね(^^)
2013年と比べると、女性は0.22歳、男性は0.29歳延びている計算になります。
厚労省は「医療の進歩が反映されているとみられ、平均寿命は今後も延びる可能性がある」と指摘しています。
ちなみに・・・2014年の男女差は6.33歳あります。男女の差は、女性の延びの大きさに伴って拡大傾向にあったようなのですが、2013年の6.97歳という差をピークに緩やかに縮まってきているみたいです。
暑い毎日が続いておりますが、無理せず元気に頑張りましょう!(K)

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熱い(暑い)海の日(^^)
先週末、「海の日」がありましたので、連休になった方も多かったのではないでしょうか。
この連休中には、いろいろなところで学会が開かれていたようで、私が知っているだけでも在宅の学会が都内近郊で、日本在宅医療学会、日本在宅薬学会、日本在宅ケア学会などが開催されていました。
大分暑かったので、ちょっと涼みがてら学会に参加してきました(笑)
さすがにハシゴしては参加できませんので、私は「第26回日本在宅医療学会」に参加してまいりました。

暑い中、大盛況で2日目には要旨集が売れ切れてしまっているほどでした。
参加されている方は、名札を付けているのですが、医師ばかりでなく看護師や薬剤師と思しき方々も多数参加されていました。
2日目の午後には、市民講座が無料で開催され、これには一般の方が多く参加されており、席は満席で後方には立見の方もチラホラ見えるほどでした。

学会に参加し、最新の情報を入手しながら多くの立場の方々のご意見を伺うと、「まだまだ頑張らなくては!」と思う熱い「海の日」でした(K)
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ビールのおいしい季節になってきましたね!
暑くなってまいりました!
夏はビールがおいしい季節ですよね。最近は多くの種類が発売されていますが、ビール~ビールテイストまで何種類ぐらいあると思いますか?
ちょっと調べてみたところ、大手4社で約95種類ありました。大手だけでこの数なので、地ビールなどを入れると果たして何種類あるんでしょうね(^^;)
ビールというとプリン体が気になる方も少なくないでしょう。
通常、プリン体は食物全般に含まれており、主にうまみ成分の1つと言われていて、人間の体内でも生成・分解されています。
このプリン体は、体内で分解されて尿酸に変化し体外に排出されますが、尿酸の量が排出能力を超え、体内に蓄積されると痛風の原因となるといわれています。
ビールや発泡酒に含まれているプリン体は麦芽由来のプリン体です。お酒では、蒸溜酒よりも醸造酒の方が多く含まれているようです。100mlあたりのプリン体量は、ビールや発泡酒ではそれほど多くはありませんが、塵も積もれば・・・で暑いからと言って毎日飲んでしまうと痛風の危険性が高くなると言われています。
先ほどの95種類のビールや発泡酒などのプリン体含有量を調べてみると、やはり想像通りビールが多めになりますが、続いて新ジャンル→発泡酒→ビールテイストという傾向がみられました。新ジャンルの中でも糖質「0」やオフなどと表示のある製品はプリン体も低くなっているようです。
ビール以外でプリン体を多く含む食品には、レバー類・白子・一部の魚介類(エビ、イワシ、カツオ等)や・干し椎茸などがあげられます。

レバーの焼き鳥とビール・・・というのは、尿酸値が高めの方には要注意ですね(><) (K)
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日本で話題の「食べる順番」がアメリカでも・・・
糖尿病やその予備軍の方、そしてダイエットなどにも有効ではないかと言われている「食べる順番」の話題が、アメリカの糖尿病学会発行の「Diabetes Care」にも掲載されたようです。
既に皆さん良くご存知だとは思いますが、(1)食物繊維の多い野菜料理、(2)たんぱく質中心のメインのおかず、(3)ごはん、パン、めん類など糖質中心の主食──の順番で食事をする方法です。
初めに食物繊維が豊富な食品を食べることで、腸内での糖質の吸収を緩やかにして血糖値が上がりにくくなるとともに、食欲や体重抑制の働きのあるインクレチンというホルモンの分泌も促されると言われています。
ちょっと面倒な料理ごとの栄養バランスやエネルギー量などを細かく計算する必要がなく、それでいて血糖値の上昇を抑えられると言われています。
今回のアメリカでの報告は、肥満を合併している糖尿病(2型)患者11人(女性6人、男性5人、平均年齢54歳、平均HbA1c値6.5%)を対象に、計628キロカロリー(タンパク質55グラム、炭水化物68グラム、脂質16グラム)の典型的な洋食の食事する時に、炭水化物をいつ食べるかで比較したようです。
食べる前には12時間絶食し、最初の1回は①パンとオレンジジュース(炭水化物)→15分後→②皮なし鶏胸肉のグリル(蛋白質)→15分後→③ドレッシングやバターを使った野菜サラダ(食物繊維、脂質)の順番で食べ、1週間後には③→②→①の順番に変えて食事をして比較した結果です。
その結果、炭水化物を最初に食べた①→②→③に比べ、最後に食べた③→②→①で食後血糖値が下がり、インスリンの分泌も抑えられたという結果が出たようです。
日本では、2010年ころから話題になっていた食事療法がようやく太平洋を渡ったみたいです(笑)
ちなみに2014年のデータですが、世界の糖尿病人口は増加の一途で、2014年現在の糖尿病有病者数は3億8,670万人(有病率 8.3%)に上ると言われており、20~79歳の成人の有病率は8.3%、なんと12人に1人が糖尿病有病者と推定されているとのこと。
あまり良いランキングではありませんが、世界ランキングでは、第1位中国(9,629万人)、第2位インド(6,685万人)、第3位米国(2,578万人)となっています。日本の成人糖尿病人口は721万人で、昨年の720万人から微増し、ランキングで10位となっっているようです。
さらに・・・糖尿病を発症している可能性が高いにも関わらず、検査を受けて糖尿病と診断されていない人の数は、全世界で1億7,900万人に上るとも言われています。スゴイ数字ですよね(K)

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胃がんの検診が変わりそうです
市区町村が行う胃がん検診が変わりそうです。
今までのバリウムをのむX線検査に加えて、新たに内視鏡検査が導入される見通しになったようです。
厚生労働省の専門家検討会で先月末に了承されました。
今後、対象年齢や受ける間隔が決められて指針が改定されるようです。早ければ来春の検診から導入される見込みとの事。
一部の自治体では独自の公的負担をして、鼻や口から内視鏡を入れる内視鏡検査をすでに実施している自治体もあるようですが、指針が改定されれば内視鏡検査が今まで以上に広がるとみられています。
厚生労働省の専門家検討会では、国立がん研究センターが4月に公表した胃がん検診のガイドラインで、内視鏡検査を「推奨」としたことなどから、検診に取り入れる科学的根拠があると判断されたそうです。がんセンターのガイドラインでは内視鏡検査の対象年齢は50歳以上がのぞましく、受ける間隔は「2~3年とすることが可能」としています。
現在、厚労省の指針で、40歳以上の住民を対象にX線検査を年1回行われています。X線検査は引き続き推奨されます。
内視鏡の検査については、対象年齢などの検討や内視鏡の専門医の確保、検査施設の整備のほか、財政的な負担への対応などの課題も残ります。こうした点の議論を続け、8月をめどに報告書がまとまるようです。
胃がん検診ばかりでなく、健康診断はとても大切です。
自分の為だけでなく、家族や周りの人の為にも1年に1回は検診を受けましょう(K)

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