夏休み
多くの学生さんが夏休みに入り、お盆休みも近くなってまいりました。
病院や薬局もそれに合わせて夏休みを取らせていただく店舗がございます。
雄飛堂グループ内の薬局のお休みに関しましては、ホームページの「新着情報」よりご確認ください。
https://www.yuhido.com/
薬局のお休みと近隣医療機関のお休みは必ずしも一緒ではございません。
医療機関のお休みの情報などは、お手数ですが直接医療機関にご連絡いただくか、弊社薬局にお問い合わせください。
大変ご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願い申し上げます(K)

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夏のお薬の保管場所
暑い日が続きますね。
このように暑い日が続いている時、ご自宅にあるお薬はどこに保管していますか?
「暑いから冷蔵庫」という方も少なくないのではないでしょうか?
確かに冷蔵庫の中は温度が低いばかりでなく、光も当たらず空気も乾燥しているので、薬の保管場所には良いと思いますが、それが全ての薬剤について良いとは限らないんです。
例えば、お子さんの水剤や坐薬などは、高温で変質しやすいので、冷蔵庫に保管するとよいでしょう。ただし、凍らせると変質し効果がなくなるものもありますので冷凍庫はNGです。
粉薬や錠剤、カプセル剤などはどうでしょう?
暑いからと言って冷蔵庫に保管されている方もいるのではないでしょうか?実は、冷蔵庫から薬を出し入れしていると、結露してしまう事でかえって湿気をおびてしまい、お薬の効果が薄れてしまうようなことがあります。
なので、特に指示がない限り、お薬は室温(1〜30℃)で高温多湿を避け、日光の当たらない室内の涼しい暗所保存というのが基本になります。
また、冷蔵庫の中には、多くの食品が入っていると思います。お薬は他の食品と区別して、誰にでも分かるようにしておくことがとても大切です。

そして、夏は車内での保管に特に注意が必要です。人が乗っている時はエアコンも使っていますので涼しい環境かもしれませんが、駐車時は短時間で60度に迫る状態にもなると言われています。
お薬の保管方法などで迷ったら、是非お近くの薬局・薬剤師にご相談くださいね(K)
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パップ剤とテープ剤はどっちが良いの?
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でも投稿がありました、鎮痛剤の貼り薬ですが、大きく分けてパップ剤とテープ剤に分けられます。
パップ剤は、貼る部分が白くなっている昔からある貼り薬で、テープ剤は肌色の貼り薬で貼り付きが良いタイプです。
時々、「どっちが良いの?」と聞かれることがありますが、その効果に関してはあまり差はありません。
差が出るとすると、フェイスブックでも投稿した「光線過敏症」や「かぶれ」などの副作用かと思います。
特にこの季節は、蒸れたりするので、光線過敏症だけでなく、かぶれによる痒みなども気になりますよね。テープ剤は、剥がれにくい分パップより密着するので、はがすときに皮膚の角質まではがしてしまう事があるため、パップ剤よりかぶれやすくなってしまうようです。対策としては、剥がすときなるべくゆっくりはがすように心がけるだけで大分違うようです。
しいて使い分けるとすれば、打撲や捻挫などをした直後の痛み(急性の炎症や痛み)にはパップ剤。急性期の症状が落ち着いても痛みが残っているような慢性の炎症・疼痛にはテープ剤が向ていると言われています。
パップ剤は水溶性の高分子(水含有量:40~60%)なので、水分が気化することによる冷却効果があります。あの「冷や」とした感じです。皮膚の表面温度を約32℃→約28℃まで下げると言われているようです。
それぞれの特徴で上手に使い分けしたいですね。
困ったら薬局で聞いてみましょう(K)

手足口病に注意しましょう!
乳幼児を中心に、口の中や手、足に発疹が出る「手足口病」の患者数が6月25日までの1週間で1医療機関当たり2.41人となり、昨年同時期に比べ約6倍と大幅に増えていることが5日、国立感染症研究所の調べで分かりました。
手足口病は、例年夏にピークを迎えますが、今年は大流行した2011年や15年と似たペースで増加しているようです。
「手足口病」とは?
口の中や、手足などに水疱性の発疹が出る、ウイルスの感染によって起こる感染症です。
感染してから3~5日後に、口の中、手のひら、足底や足背などに2~3mmの水疱性発疹が出ます。発熱は約3分の1にみられますが、あまり高くならないことがほとんどであり、高熱が続くことは通常はありません。
感染症発生動向調査によると、例年、報告数の90%前後を5歳以下の乳幼児が占めています。病気の原因となるウイルスは、主にコクサッキーウイルスA6、A16、エンテロウイルス71(EV71)で、その他、コクサッキーウイルスA10などが原因になることもあります。
ほとんどの発病者は、数日間のうちに治る病気です。しかし、まれですが、髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの中枢神経系の合併症のほか、心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺など、さまざまな症状が出ることがあります。
(参考)
http://www.med.or.jp/kansen/teashi_qa.html

残念ながら現在では、手足口病には有効なワクチンはなく、また手足口病の発病を予防できる薬もありません。
予防としては、手洗いやウガイを良くすること。感染が疑われた時にはタオルの共用などはしないようにすること。小さいお子さんの場合には、おむつを交換する時などに排泄物を適切に処理すること。などが感染や拡散の予防になります(K)
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今年もこの時期がやってきました
北区十条地区における、年に一度の恒例行事「お富士さん」が始まりました。
正式名称は「北区十条富士神社大祭」と言いますが、近隣の皆さんは、親しみを込めて「お富士さん」と呼びます。
富士山の山開き(6/30、7/1)に合わせて開催されるお祭りです。
最近では、珍しいくらいの出店が出ており、毎年多くの方が訪れます。


お富士さんの中心にある富士神社には、高さが約5.8mの「富士塚」があります。この富士塚の頂上にある石祠を参拝すれば、実際に富士山に登り、参拝したのと同じように御利益があるといわれています。
「富士塚」とは何ぞやと言いますと、富士の信仰に従って、富士山にまねて造られた山や塚のことを言います。表面を富士山から運ばれた溶岩で固めて、合目を見せた参道を作り、頂上には祠や石碑を祀って本物の富士山のように造り上げています。
江戸時代から庶民に「お富士さん」と呼ばれていたようで、現在までその名前で親しまれています。江戸時代の庶民にとっては富士山への参拝は、夢のまた夢だったんですね(K)
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