今さらですがなぜ薬は苦いのでしょう?

「良薬は口に苦し」とも言いますが、多くの薬はあまり美味しいものではありませんよね。
どちらかといえば、苦いような美味しくないものが多いです。
なぜなのでしょう?

いくつか理由がありそうです。
①人の味覚は、全てではありませんが食べられるものを美味しいと感じることが多いです。基本的に、食べられるものは美味しいと感じ、食べられない物はまずいと感じると言われています。
薬は、上手に使えば「薬」ですが、間違った使い方をすれば「毒」にもなります。毒は食べられませんので、苦く感じてしまうという事です。
②小さいお子さんが間違って服用したときに吐き出すように、あえて苦くしてある場合もあるようです。
③健胃薬と言われているような胃薬では、苦い成分で唾液の分泌などを促したりすることで、より効果が出るようにしたりすることもあります。
④漢方薬などでは、あの独特の香り(苦味とは違いますが)を嗅ぐことで内服する効果を助ける作用があるものもあります。

薬そのものの苦味はもちろんですが、それ以外にもいろいろな理由があるみたいですね・・・(K)

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今年は少しお高めかも?

10月1日より今シーズンのインフルエンザワクチン接種が始まりました。

今年のワクチンは、厚生労働省の決定で昨年までのワクチンより対応するウイルスの数が1種類増えました。
今までのワクチンはA型インフルエンザ1類・2類とB型インフルエンザ1類の3種類が混合されておりましたが、毎年のように3月ころになって流行するB型インフルエンザには、なかなか対応が出来ていなかった為、そこに対応するためのワクチンB型インフルエンザ2類が追加され、4種類が混合される事になりました。

その結果、コストが高くなり、それが販売価格に反映されてしまい、最終的には接種を受ける方の負担が増えてしまうケースが出てきているようです。
インフルエンザワクチンの予防接種は、保険診療にはなりませんの一律な値段設定にはなりませんが、接種一回につき300円から500円程度の値上がりが予想されているようです。自治体や健保組合などによっては、このワクチンに対して様々な公的補助がありますので、地域や年齢などによっては患者負担は変わらないケースもあります。

詳細な補助や値段につきましては、各自治体や医療機関等でご確認ください。

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画期的なインスリン治療器具の報告がありました!

米ノースカロライナ大学(University of North Carolina)とノースカロライナ州立大学(North Carolina State University)の研究チームから、インスリン注射の必要な糖尿病の患者さんに、適量のインスリンを自動的に投与できるパッチ状の治療器具(貼り薬のようなイメージ?)が、実験動物を用いた前臨床試験に合格したとの研究報告が22日、発表されました。
このパッチ状の貼り薬は、「血糖値の上昇を検知して、必要に応じていつでも適量のインスリンを血流中に放出できる世界初のスマート・インスリンパッチ」と説明されています。

その仕組みは、1セント硬貨ほどの大きさのパッチに極小の針が100本以上埋め込まれていて、その極小針1本1本に内蔵されている「超小型の格納装置」には、インスリンとブドウ糖(グルコース)を感知する酵素が入っており、血糖値が高くなりすぎた場合に速やかに内容物が放出されるような仕組みになっているようです。

まだ動物実験の段階ですが、人間での臨床試験で効果が証明されれば、インスリンを注入するために注射針の使用を強いられる糖尿病患者さんにとっ、より痛みの少ない代替手段であり、インスリン注射を持ち歩かなくても良くなるかもしれません。
また新しい続報が入りましたらまた投稿させていただきます(K)

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そろそろスギ花粉のシーズンも終盤ですが・・・

「クジガンバロール」(Kujigamberol)と言うのをご存知ですか?

岩手県の久慈市産の琥珀から、新規の抗アレルギー物質が発見されたそうです。岩手大学の研究室が発見したようですが、動物実験で鼻づまりやかゆみを抑える効果が確認されていて、久慈の復興応援の意味を込めてその発見された物質を「クジガンバロール」(Kujigamberol)と命名し、物質特許も取得したようです。
この新物質は、世界にある琥珀の中でも、久慈市産の琥珀にだけ含まれている物質のようでロシア産やドミニカ産の琥珀からは発見されなかったそうです。そして、この久慈産琥珀の抽出エキスは、アレルギー性鼻炎の定量噴霧医薬品の約5倍の能力があるということです。

琥珀と言えばジュラシックパークという映画を思い出しますが、琥珀とは太古樹木の樹脂が、地中に埋もれて化石化(高分子化合物化)して出来たものの総称で、この樹脂の化石化には数百万年あまりの年月が必要と考えられており、宝飾用に用いられる上質な琥珀の多くは数千万年以上前のもののようです。産地などの違いもありますが、化石化する樹木の種類(スギ科、マツ科、マメ科など)による違いもあるみたいですね。

うまく商品化されると良いですね。
(K)

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前から気になっていたんです・・・

新聞記事にありましたが、患者さんのご自宅からお薬が大量に見つかる事例が目立っているようです。
以前から問題にはなっており、少しでも改善しようと在宅訪問した時などは整理して、医師と相談しながらお薬の調整をしていました。
今回の記事によると、自宅で見つかった服用出来ていないお薬を金額にすると、年間で400億円を超えてしまうとの推計もあるようです。

どうしてこうなってしまうのかと言うと、例えば、血圧のお薬が数種類処方されていて、それ以外にもお薬を多くもらっていて、服用のタイミングがずれている血圧の薬が一種類だけ飲むが出来なかった。でも、先生にはちょっと言いづらく何となくそのままにしていたら血圧が高くなり、更にお薬が増えていく・・・と言うようなパターンが多いのではないでしょうか。
それ以外にも、いろいろな医療機関を受診していて、各医師に服用しているお薬の情報が伝わっていなかったり、服用方法がいろいろあって分からなくなってしまったりと様々なケースが考えられます。
 
こういう時こそ薬剤師の出番ではないでしょうか?
在宅訪問する時だけでなく、薬局の窓口で患者さんとのお話しの中で、食事のタイミングとお薬の用法をチェックしたり、必要であれば1包化(用法ごとにお薬をまとめること)を進めてみたり、「お薬手帳」の正しい使い方を推進したりと様々な方法が考えられると思います。

お薬代(医療費)の問題も大変大きな問題ではありますが、もし、お薬を患者さんが服用したりしなかったりする事があって、残薬が出てしまっているのであれば、そちらのリスクの方がもっと問題だと思います。
医療用のお薬(処方箋で出るお薬)は、医師の指示に基づく個人個人のオーダーメードのお薬です。指示と違う服用方法をすれば、思わぬ副作用が出てしまうことも考えられます。

お薬の事で困ったな?と思ったら、遠慮なく薬剤師にご相談ください!
(K)

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