掌蹠膿疱症と漢方薬

FBで掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の治療に使う漢方薬の話をしましたが、実は根本的な原因が分かっていない事もあって、様々な漢方薬が治療薬として服用されています。
掌蹠膿疱症とは、手足の掌(ひら)に無菌性の膿疱(水疱)が多数認められる疾患です。膿疱は無菌のため、細菌などは存在しませんので感染するような事もありません。
膿疱があるだけなら痛みを伴わない事もありますが、膿疱が破れたりすると痛みを伴う事があり、足の掌に出来た場合などは歩行にも支障をきたす事があります。
また、 この疾患の約10%に掌蹠膿疱症性骨関節炎という症状があり、関節や骨に炎症を認め痛みを伴う事が多く、日常生活に影響が出る事もあります。
なぜか女性に多くみられ、抗生剤やステロイド軟膏の治療ではなかなか完治せず、治療に時間がかかる事が多い疾患です。

そのような中、治療の為に服用される漢方薬としてFBでは「小柴胡湯加桔梗石膏」をご紹介しましたが、これ以外にも皮膚疾患で良く服用される「十味敗毒湯」(じゅうみはいどくとう)や「黄連解毒湯」(おうれんげどくとう)、ほてりなどで服用される「白虎加人参湯」(びゃっこかにんじんとう)などがあります。
漢方薬の治療と合わせて、肉類、脂質、乳製品は摂り過ぎないように注意する事と、過度のアルコール摂取や喫煙には注意が必要です。
(K)

p10106551-150x150⇐この「黄連解毒湯」は、昨年末に二日酔いでも紹介させていただきました・・・

痛散湯と麻杏薏甘湯

今週のFBに「痛散湯」の記事を掲載しました。
なのに写真は「麻杏薏甘湯」(まきょうよっかんとう)でした。

これは間違ったのか?と思われた方も多かったのではないでしょうか(^^)
実は、どちらも構成生薬が同じ生薬で構成されている漢方薬なんです。
一般薬としては、再春館製薬さんが「痛散湯」という名称で販売していますが、医療用医薬品(処方せんでもらう薬)としては、ツムラさんが「麻杏薏甘湯」という名称で出しています。
難しいと言うか、ややこしい話ですよね(^^;
ちなみに、医療用医薬品は医療機関の受診が必要ですが、健康保険が使えますので一般薬よりは安価なことが多いです。
(K)

漢方薬の話

フェイスブックで漢方薬の話を投稿したらちょっと反響が良かったので、調子に乗って・・・・・
急性胃腸炎の吐き気の症状に、漢方薬として「五苓散」(ごれいさん)を紹介いたしましたが、二日酔いにも・・・という投稿がありました。
二日酔いに効果があると言われている漢方薬には、大きく分けて、呑む前に飲む薬と呑んだ後に飲む薬があります。
呑む前の代表格と言えば「黄連解毒等」(おうれんげどくとう)や「黄連湯」(おうれんとう)が有名です。
これらは、二日酔いの予防として服用しますが、「漢方薬を飲んだから」という事で、アルコールを飲み過ぎてしまっては効きません。

そして、呑んでしまった後の場合は、二日酔いの症状によってちょっと使い方が変わります。
水っぽいむくみ等には「五苓散」、吐き気・むかつきには「半夏寫心湯」(はんげしゃしんとう)や「五苓散」、とにかくスッキリという時には「黄連解毒等」が良いようです。
ちなみに、これらの漢方薬は、全てがOTC(ドラックストアー)で販売されているわけではありません。
医療用の漢方薬(処方箋でもらう漢方薬)の場合は、「二日酔い」が保険適用になるかどうか微妙なところなので、医療機関に確認の上で受診してください。
また、漢方薬もお薬です。副作用が無いわけではありませんので、お薬を服用する前には、医師・薬剤師にご相談ください。
年末年始は、普段よりお酒を呑む機会が増えますが、適度に呑む事を心掛けて、楽しいお酒をのみましょう^^)      
(K)

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