ビールとその仲間達の成分を調べちゃいました!
おいおいブログまでビールネタかよ・・・とは思いましたが、面白い資料が手に入りましたので^^)
現在、日本の飲料メーカー大手4社で販売しているビール類?は、何種類あるでしょう?
ビールは42種類、発泡酒は10種類、新ジャンルは29種類、ビールテイストは6種類(2013年6月現在)あるようです。スゴイ数の種類ですよね。
この違いってなんでしょう?
簡単に分類すると、発泡酒は、ビールに比べて麦芽の使用量が少ないもの。新ジャンル(旧:第三のビール)は、原料の主役が麦芽では無いもので作られているもの。ビールテイストは、アルコール0%のまさにビールテイストのもの。と分けられます。
それぞれに、様々な特徴がありますが、その350ml中に入っているアルコール分(%)、エネルギー(Kcal)、糖質(g)、プリン体(mg)の量を調べちゃいました。
数値は平均値で、()内は最低と最高の数値です。
種類 アルコール(%) エネルギー(Kcal) 糖質(g) プリン体(mg)
ビール 5.45(4.5~8) 161.5(116~259) 13.1(9.1~38.3) 30.0(18.2~47.3)
発泡酒 4.65(3.5~5.5) 119.0(67~158) 6.7(0~12.6) 9.3(0.1~14)
新ジャンル 4.88(3.5~7) 137.8(63~179) 6.8(0~13.3) 14.5(0~35)
ビールテイスト 0.00 53.8(0~98) 8.5(0~23.8) 6.1(0~14)
やはり、プリン体はビールが高めです。エネルギー・プリン体共に意外と高いのが新ジャンルでした。
ちなみに数値は、あくまで参考値としてみてくださいね。
暑い夏、皆さんのビール選びの一助になればと思います^^;)
(K)

塩分補給はどの程度必要?
暑い日が続きますね。
今年は、熱中症で病院を受診する方が特に多くなており、十分な水分補給などの注意を促しているのを耳にします。
この水分補給と同時に、塩分の摂取が推奨されている事が多いのですが、現在の日本人の平均塩分摂取量は1日10gを越えており、日常生活でかく汗の量程度なら、意識して塩分を補給する必要はないという指摘もあるようです。
厚生労働省が定めている1日の食塩摂取量の目標は、男性9グラム未満、女性7.5グラム未満です。
最近では世界的に減塩の機運が高まり、世界保健機関(WHO)は5g未満を提唱しているとも言われています。
ただし、注意したいのは屋外での労働や運動により大量の汗をかいたときには、水分とともに塩分も大量に失いますので、水だけを飲むと血液中の塩分の濃度が薄まって筋肉の痙攣(けいれん)などを起こしてしまう事があります。
そのような時には、スポーツドリンクなどで塩分を補う必要がありますのでご注意ください。
(K)

川崎病について
たまたま薬局で連続して川崎病の疑いで治療中という患者さんにお会いしました。
今さらですが、「川崎病」について少し。
川崎病は1967年に、日赤医療センター小児科の川崎富作先生が発見したので川崎病と名付けられました。
なぜか日本に多く発生し、4才以下の乳幼児にみられる病気で、血管炎のひとつです。そしてその原因については、まだ分かっていません。
主な症状としては以下の6つがあります。
1) 高熱(38℃以上)が5日以上続く
2) 手足の先が赤くなり、硬く腫れる (紅斑と硬性浮腫)
3) 体に赤い発疹ができる
4) 目が赤く充血する
5) 口唇が赤くなり、イチゴのような舌になる
6) 首のリンパ節が腫れる
この 6つの症状のうち5つ以上の症状を伴うものは川崎病と考えられます。
4つの症状しか認められなくても、経過中に心断層エコーや心血管造影で、冠動脈瘤が確認されたときは川崎病と診断します。
川崎病は冠動脈が血管炎を起し、心臓を養っている冠動脈がふくれ、冠動脈に瘤ができます。そしてそれが詰まると、急性心筋梗塞で突然死を起すことがあります。
この冠動脈瘤は、発病して10日位で見られ、多くは治癒しますが、約10~20%の患者に冠動脈瘤となって障害が残ることがあります。
重症の冠動脈障害が残るのは約3%くらいと考えられています。これが心臓障害のリスクとなります。
治療法は確立されており、アスピリンの約2か月間の服用とガンマグロブリンの投与をして冠動脈瘤ができるのを予防します。
ちなみに、神奈川県川崎市とは無関係です・・・^^)
(K)
タバコと言えば・・・
フェイスブックで誤飲事故で、タバコの誤飲が多いと掲載しましたが、やはりタバコと言って私が心配になるのはCOPD(慢性閉塞性肺疾患)です。
今までの喫煙期間と喫煙年数から計算する「喫煙指数」というものがあります。
http://www.med.or.jp/forest/check/copd/02.html
喫煙経験のある方は計算してみてください。
私の場合、禁煙して10年近く経ちますが、何かの拍子に息切れすると「COPD」が頭をよぎります。
COPDは、インフルエンザや肺炎などでも急性増悪することがあるようです。
インフルエンザが流行時期に入りましたので、罹患しないように手洗いうがいを忘れずに!
(K)

寒くなってまいりました
今年もあと1ヶ月をきりました。
寒さや乾燥と一緒に、ウイルスが原因の感染性胃腸炎やインフルエンザが流行りはじめています。
うがいと手洗いを習慣にして、感染予防を心がけましょう!

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