え〜っ!それはないよ〜
YAHOO!JAPANから2015年4月までに提供を終了するアプリ/サービスが発表されました。
その中に「お薬手帳」のアプリが入っており、他のアプリと一緒に4月15日をもってサービスを終了することが分かりました。
http://pr.yahoo.co.jp/release/2014/11/11a/
このお薬手帳は、2013年6月から開始されたiOS対応のアプリで、以下の様な機能があります。
1 期限切れアラート機能
2 長くて難しい薬名もかんたん入力(薬局からもらったお薬情報のQRコード読み取りにも対応)
3 お薬の写真登録で間違い防止
4 服薬履歴はカレンダーで確認
5 飲み忘れ防止アラート機能
6 服用完了チェック
7 かぞく全員のお薬を管理
この「お薬手帳」については、様々なご意見が有りますが、国が掲げる「どこでもMY病院」構想(http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/iryoujyouhou/dai1/siryou5_1.pdf)の中でも、患者さんの服薬履歴を管理することが、重複投薬や相互作用の防止に寄与し、医療安全の向上に効果があるとされており、その手段の1つとして「電子版お薬手帳」が挙げられています。厚生労働省でも「2015年度までに、全国の薬局の30%でお薬手帳の電子的情報の提供を可能にするという目標値を持って推進する」などと言われていました。
今回の出来事は、国の方針に対して‥という事も勿論ありますが、私がもっと気になったのは、預かっているデータ(個人情報)はどうなってしまうのだろう?という事です。紙であれば、破棄の方法がいくつも考えられますが、サーバーで管理された個人情報などはどうなるのでしょう?
こうなってくると、確かにパソコンやスマホなどで管理できる「電子お薬手帳」は便利ですが、自分で管理できる「紙のお薬手帳」も必要だと思います。電子か紙のどちらか一方では無く、どちらも使えるようにして、利用者が自由に選べるようにすれば良いと思うのですが‥
(K)
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