インフルエンザワクチンの新しい方法

インフルエンザワクチンのお話をFBで投稿しましたが、最近では注射ではなく鼻の中にスプレーするタイプのワクチン(フルミストワクチン)を取り入れている小児科が増えてきているようです。
このワクチンは日本ではまだ未承認で、アメリカやヨーロッパでは認可されています。
このワクチンの特徴は以下の通りです。

・注射タイプではなく、鼻の中にスプレーするワクチンなので、接種時の痛みが無い。
・接種の対象年齢は2歳以上50歳未満。接種回数は多くが1回でOK。
・インフルエンザウイルスは鼻腔から侵入する事が多いので、その場所に直接免疫をつける事で発症予防効果高く、生ワクチンなので細胞性の免疫も作るため、流行株とワクチン株が大きく異なった場合でも、その発症を軽症化する作用がある。
・2~7歳に限ると、従来のワクチンより発症予防効果が高く、80%以上という報告もあるようです。
・副作用が出てしまった場合、日本では未承認なので、国の補償がありません。基本は自己責任での接種となります。
・自治体等の補助もありませんので、接種費用は1本7,000円~9,000円程度の費用が必要です。

喘息を誘発するような副作用もあるようなので、接種をするのであれば、キチンと理解してから接種するようにしましょう。
(K)

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