塩分補給はどの程度必要?
暑い日が続きますね。
今年は、熱中症で病院を受診する方が特に多くなており、十分な水分補給などの注意を促しているのを耳にします。
この水分補給と同時に、塩分の摂取が推奨されている事が多いのですが、現在の日本人の平均塩分摂取量は1日10gを越えており、日常生活でかく汗の量程度なら、意識して塩分を補給する必要はないという指摘もあるようです。
厚生労働省が定めている1日の食塩摂取量の目標は、男性9グラム未満、女性7.5グラム未満です。
最近では世界的に減塩の機運が高まり、世界保健機関(WHO)は5g未満を提唱しているとも言われています。
ただし、注意したいのは屋外での労働や運動により大量の汗をかいたときには、水分とともに塩分も大量に失いますので、水だけを飲むと血液中の塩分の濃度が薄まって筋肉の痙攣(けいれん)などを起こしてしまう事があります。
そのような時には、スポーツドリンクなどで塩分を補う必要がありますのでご注意ください。
(K)