漢方薬の話

フェイスブックで漢方薬の話を投稿したらちょっと反響が良かったので、調子に乗って・・・・・
急性胃腸炎の吐き気の症状に、漢方薬として「五苓散」(ごれいさん)を紹介いたしましたが、二日酔いにも・・・という投稿がありました。
二日酔いに効果があると言われている漢方薬には、大きく分けて、呑む前に飲む薬と呑んだ後に飲む薬があります。
呑む前の代表格と言えば「黄連解毒等」(おうれんげどくとう)や「黄連湯」(おうれんとう)が有名です。
これらは、二日酔いの予防として服用しますが、「漢方薬を飲んだから」という事で、アルコールを飲み過ぎてしまっては効きません。

そして、呑んでしまった後の場合は、二日酔いの症状によってちょっと使い方が変わります。
水っぽいむくみ等には「五苓散」、吐き気・むかつきには「半夏寫心湯」(はんげしゃしんとう)や「五苓散」、とにかくスッキリという時には「黄連解毒等」が良いようです。
ちなみに、これらの漢方薬は、全てがOTC(ドラックストアー)で販売されているわけではありません。
医療用の漢方薬(処方箋でもらう漢方薬)の場合は、「二日酔い」が保険適用になるかどうか微妙なところなので、医療機関に確認の上で受診してください。
また、漢方薬もお薬です。副作用が無いわけではありませんので、お薬を服用する前には、医師・薬剤師にご相談ください。
年末年始は、普段よりお酒を呑む機会が増えますが、適度に呑む事を心掛けて、楽しいお酒をのみましょう^^)      
(K)

87