薬局の話

皆さんは、お薬をもらいに調剤薬局へ行ったとき、「名前が呼ばれるまでに時間がかかるなぁ」「後から来た人の方が先に呼ばれてる」などと言う事がありませんか?
調剤薬局では、何をやっているのだろう?
これって分かっているようで分からないですよね。
多くの調剤薬局では、処方箋を受け取るとまず処方箋の内容をパソコンに入力します。
調剤薬局で処方されるお薬は、病院やクリニックなどと同様に健康保険を使っているので、調剤薬局で必要になる負担金を計算します。
その後調剤(お薬を用意します)に入るのですが、ヒート品と言われる錠剤や既にメーカーでパックされている粉薬等だけで調剤が出来る場合は、ほぼ順番通りにお呼びすることが出来、時間もそれほどかからない事が多いです。この場合は、患者さんの待ってる人数に待ち時間が比例します。

しかし、薬局で粉を混ぜていたり、シロップを調合したりするとその工程に時間がかかります。
シロップは1つ1つをシリンダーで量を計って混合します。粉薬も1つ1つを計りで計って、必要であれば混合して分包機という機械で1回分づつに分包します。
外用薬でも何種類かの軟膏を混ぜ合わせる場合には、やはり混ぜ合わせる時間が必要です。
調剤をする上で、このような工程が必要な場合、お薬の出来あがる時間が前後し、患者さんをお呼びする順番も変わってきてしまいます。
シロップや粉を計るケースで一番多いのがお子さんのお薬です。
本来であれば、具合の悪いお子さんを優先的に調剤して、早く帰宅させてあげたいのですが、どうしてもお子さんの場合は、症状や年齢、体重等によってお薬を細かく計らなくてはならないケースが多く、お待たせしてしまったり順番が前後してしまいます。

「最初から作っておけば良いではないか」という声が聞こえてきそうですが、もちろんそのような対応が出来るものは「予製」と言って予めお薬を混合しておいたりするような事もしますが、基本的には症状や体重等によってお薬の量が少しずつ変わってきてしまう(特に小さいお子様)ので、処方箋を見てから調剤するというのが基本になります。
調剤が終了したら、「監査」と言ってお薬の飲み合わせの確認はもちろん、お薬がキチンと処方箋通り出来ているかを確認します。
これも粉薬やシロップ剤の場合には、重さを計ったり異物の混入が無いかどうか等の確認で時間がかかってしまいます。
お薬の量や種類が違うと思わぬ副作用が出てしまう事がありますので、この監査という工程は非常に慎重に行われます。

では、時間がどのくらいかかるのか知りたい時にはどうしたら良いのか?
処方箋を渡す時に、「どのくらい時間がかかりますか?」とお尋ね頂けるとおおよその時間はお答えできると思います。
お急ぎの場合や時間を確認したいときには是非お尋ねください。
(K)