パップ剤とテープ剤はどっちが良いの?
昨日のフェイスブックページ「教えて!薬剤師さん」https://www.facebook.com/yakkyoku/
でも投稿がありました、鎮痛剤の貼り薬ですが、大きく分けてパップ剤とテープ剤に分けられます。
パップ剤は、貼る部分が白くなっている昔からある貼り薬で、テープ剤は肌色の貼り薬で貼り付きが良いタイプです。
時々、「どっちが良いの?」と聞かれることがありますが、その効果に関してはあまり差はありません。
差が出るとすると、フェイスブックでも投稿した「光線過敏症」や「かぶれ」などの副作用かと思います。
特にこの季節は、蒸れたりするので、光線過敏症だけでなく、かぶれによる痒みなども気になりますよね。テープ剤は、剥がれにくい分パップより密着するので、はがすときに皮膚の角質まではがしてしまう事があるため、パップ剤よりかぶれやすくなってしまうようです。対策としては、剥がすときなるべくゆっくりはがすように心がけるだけで大分違うようです。
しいて使い分けるとすれば、打撲や捻挫などをした直後の痛み(急性の炎症や痛み)にはパップ剤。急性期の症状が落ち着いても痛みが残っているような慢性の炎症・疼痛にはテープ剤が向ていると言われています。
パップ剤は水溶性の高分子(水含有量:40~60%)なので、水分が気化することによる冷却効果があります。あの「冷や」とした感じです。皮膚の表面温度を約32℃→約28℃まで下げると言われているようです。
それぞれの特徴で上手に使い分けしたいですね。
困ったら薬局で聞いてみましょう(K)