嚥下障害の改善に新しい情報です!

食べ物を飲み込む力が低下した障害を「嚥下障害」と言いますが、その治療の1つとして、喉の神経を微弱な電気で刺激して治療する世界初の機器が新しく開発されたそうです。

通常であれば、食物が喉に達すると喉の神経から脳へ「食物が来たぞ!」という情報が伝わり、脳が命令を出して食物を食道、胃へと送ります。ところが嚥下に障害があると、食物が誤って空気が通る「気管」に入ってしまい、肺炎(誤嚥性肺炎)の危険が高まるとされています。
開発された機器は、食事の際、首にパッドを付けて微弱な電気を流し、喉の神経活動を活発にすることで、この嚥下の機能を改善させるそうです。

嚥下障害は食べる楽しみを奪ってしまい、死因の3位である肺炎を引き起こしてしまう事がありますが、根本的な治療法が無い状況でした。この機器は、早ければ9月下旬に発売されるようです。期待したいですね。(K)
(参考)http://www.kobe-np.co.jp/news/iryou/201509/0008355265.shtml

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