胃がんの検診が変わりそうです

市区町村が行う胃がん検診が変わりそうです。
今までのバリウムをのむX線検査に加えて、新たに内視鏡検査が導入される見通しになったようです。
厚生労働省の専門家検討会で先月末に了承されました。
今後、対象年齢や受ける間隔が決められて指針が改定されるようです。早ければ来春の検診から導入される見込みとの事。

一部の自治体では独自の公的負担をして、鼻や口から内視鏡を入れる内視鏡検査をすでに実施している自治体もあるようですが、指針が改定されれば内視鏡検査が今まで以上に広がるとみられています。

厚生労働省の専門家検討会では、国立がん研究センターが4月に公表した胃がん検診のガイドラインで、内視鏡検査を「推奨」としたことなどから、検診に取り入れる科学的根拠があると判断されたそうです。がんセンターのガイドラインでは内視鏡検査の対象年齢は50歳以上がのぞましく、受ける間隔は「2~3年とすることが可能」としています。

現在、厚労省の指針で、40歳以上の住民を対象にX線検査を年1回行われています。X線検査は引き続き推奨されます。
内視鏡の検査については、対象年齢などの検討や内視鏡の専門医の確保、検査施設の整備のほか、財政的な負担への対応などの課題も残ります。こうした点の議論を続け、8月をめどに報告書がまとまるようです。

胃がん検診ばかりでなく、健康診断はとても大切です。
自分の為だけでなく、家族や周りの人の為にも1年に1回は検診を受けましょう(K)

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